癒やし空間

「KUMASAKAの「癒やしの空間」「癒やしの環境」コンセプト

日本保健医療大学 保健医療学部
看護学科 教授

熊坂 隆行 先生

私は、病院や福祉施設における「癒やしの空間」「癒やしの環境」つくりの提案を行っております。
病院に入院、通院されている患者様や福祉施設を利用されている利用者様の五感(視・聴・嗅・味・触)を大切に「やわらかさ」「やすらぎ」「快適さ」を実感できる空間や環境を提供いたします。
それはまるで病院や福祉施設にいても、自宅にいるような空間や環境であります。勤務している医療スタッフの皆様にとっても働きやすい空間や環境を提供いたします。

さっぽろ内科・腎臓内科クリニックのコンセプト

「和」「環(輪)」「話」3つの「わ」を取り入れました。

 

血液透析は大変時間のかかる治療です。その間、左の虫食いのような天井を見続ける状態は精神的に良い環境といえるでしょうか。天井クロス一枚にまでこだわった、より良い治療環境を目指しました。

透析治療中は天井の照明が眩しいものです。これを軽減するために天井自体を作りこみ透析室全体を間接照明としました。

 

今回のコンセプトのひとつ「話」を大事にする空間を作ることにより更にもうひとつのコンセプト「環(輪)」がひろがっていきます。

 

診察室や待合室の腰下部分はあじろと呼ばれる、本来和室の天井に使用されるものですがこれを壁に用いることにより洋室でありながらなぜか落ち着く「和」となっております。